「Democracy」 at National Theatre

rseo2004-02-16

http://www.nationaltheatre.org.uk/?lid=6625
 西ドイツで社会民主党最初の首相となったWilly Brandtと、その秘書で東ドイツのスパイだったGunter Guillaumeの実話を下敷きにしたフィクション。昨年ナショナル・シアターのCottesloe劇場で初演。好評だったのでLyttleton劇場に移って延長公演になっています。既に2003年のEvening Standard Awards及びCritics' Circle AwardsのBest (New) Play賞を受賞。
 英国人好みの上質な作品でした。出演者はスーツ姿の男ばかりで見た目は地味な上にネタも重そうと思ったのですが、政治・スパイネタならではの笑いが随所にちりばめられていてソフトなポリティカルコメディーに仕上がっています。その中で、首相とスパイそれぞれと二人の関係がしっかりと描けていて好感が持てました。一方、洗練されすぎていてどこにも突き抜け感がないところがマイナス点。★★★★☆
Gurdian ★★★★☆
 そうそう、Royal Ballet写真展(http://www.nationaltheatre.org.uk/?lid=6133http://d.hatena.ne.jp/rseo/20040105#p3)をまだやってました。2月28日までのようです。