2003年ベストオペラ

オペラは大した数を見てません(今年は7つ)のでベストは無し。
その中から選ぶと、Cenerentolaのポップで美しい舞台(右上写真)が印象に残ってます。
それから Hamlet*1のオフェーリアのアリアにもシビれました。狂ったオフェーリアが誰もいない自宅で幻想のパーティー客に花を配り、「水の精は孤独に水の中から、愛する人と結婚して幸せな私を羨んで歌う…」なんて歌うと、観ているこっちは当然この後オフェーリアが水死すると知っているので、グッときてしまいました。オペラってこういうベタな愛とか哀しみを表現するのに向いているのだと感じたときでした。狂乱オペラが一時代を築いたというのも納得。

*1:作品全体は大した出来ではありませんでした。何でハムレットが生き残るの?